SEO対策

SEO とは Search Engine Optimization ということばの頭文字で、一般的に「検索エンジン最適化」と言われます。具体的には、サーチエンジン（GoogleやYahoo!など）の検索結果のページの表示順の上位に、自らのWebサイトが表示されるように工夫すること（あるいは、そのための技術）を指します。

SEO対策の基本は「ユーザにとって役に立つ（社会的価値が高い）ページであること」です。検索エンジン自身が「そのページがユーザにとって役立つかどうか」という視点から、ランク付けのアルゴリズムを決めているのが、その理由です。

SEO対策の本質をひとことで定義すると「質の良いコンテンツを作り、信頼度の高いリンクを集めること」となります。

従って、コンテンツ（情報内容）の充実なしにSEO対策はあり得ない、と言うことができます。

検索エンジンの評価には数多くの要素が関係し、各要素が互いに絡み合っているのですが、それらは「サイト外の要素」と「サイト内の要素」に大別することができます。

サイト外の要素としては、SEO対策上重要なバックリンク（被リンク）などがありますが、自分の力だけで他のサイトがリンクしてくれるかどうかをコントロールすることができないため、地道な努力が必要とされます。

ここでは「自力でできるSEO対策」として、サイト内の要素に絞って考えます。

サイト内の要素としてのSEO対策のポイントは2つ。1つ目は「ターゲットキーワードの策定」、2つ目は「キーワードの実装」です。ここではさらに絞り込んで、この2つ目の「キーワードの実装」、すなわちキーワードやキーフレーズなどをHTMLにどのように組み込んでいくかについて、弊社の対応を以下に記します。

SEO対策を施す場合、大前提となるのは、各ページを検索エンジン（ロボット）が理解しやすいHTMLソースで記述することです。

そのためには、HTML文法的に不正な記述は避け、W3C勧告や、ウェブコンテンツJIS（JIS X 8341-3）の規定に準拠したアクセシブルなページを作ることが重要です。

弊社では、検索エンジンが理解しやすいページの制作を標準仕様で行っています。

制作業務の標準仕様として、最重要であるトップページに対して一歩踏み込んだSEO対策を行います。ターゲットキーワードの策定におけるポイントをご説明して、キーワードの絞り込み等の作業をお客様で行っていただき、これを基にトップページ制作を行います。

トップページ以外のページについては、お客様ご提供の原稿に対して、SEO対策の観点から効果的なページになるようアドバイスを行ってページを制作します。

以下の業務についてはホームページ制作のオプション業務として承っています。

• 運用後の効果検証のためにGoogleAnalyticsが利用できるようにする。
• トップページ以外にも戦略的なSEO対策を実施する。

サーチエンジンのランク付けのアルゴリズムは年々複雑になり、またたびたび変更が行われるため、その攻略が難しくなっています。このため本格的なSEO対策を専門業者に依頼する場合、相応の費用がかかりますが、費用対効果の見極めは簡単ではありません。

このような状況においては、まずはしっかりと「基本」を押さえたページ作りを行なった上で、SEO対策に費用をかけることをお勧めします（基本を押さえたページ作りとは、ターゲットを明確にした上でそのターゲットユーザにとって価値あるコンテンツを作る、検索エンジンが理解しやすい仕様でHTMLを作成するなどを指します）。

「検索結果第1ページへの表示を保証します」などPR文句で営業を行っている業者にはくれぐれもご注意ください。

特に、説明を求めた際に「SEO対策は複雑すぎて、一般の人には理解できない」と言って、その業者が具体的な施策をきちんと説明しない場合は要注意です。

例えば Google 自らが述べているように「誰も Google で最上位に掲載されることを保証できません」（これは Yahoo! でも同様です）。

不正なSEO対策によって、検索エンジンにそのサイトがスパム行為をしているとみなされた場合、半永久的に検索対象外とされるペナルティを受ける危険性があります。不正なSEO行為には例えば次のようなものがあげられます。

• プログラムで、そのサイトへのリンクページを大量に自動生成する（被リンクページの不正な生成）
• 大量のキーワードを詰め込んだ誘導ページを設置する不正行為。
• 不正なリダイレクトによってユーザーを、そのサイトに集中させるシャドードメイン。

ご参考までに、Google によるSEOの解説「検索エンジン最適化 (SEO) 」のページも合わせてご覧ください。